三年坂 VOL.2

グレープ 三年坂 VOL.2歌詞
1.島原の子守唄


2.雪の朝

作詞:さだまさし
作曲:さだまさし

表は雪が降ってる 一面の薄化粧
君はまだ眠ったままで 夢でもみてるのかしら
あたりに人影は無く 街もまだ目覚める前
僕は横になったままで 煙草に火をつける

窓の外には遠く 水鳥が飛び交い
雲は低く流れて 雪は降り続く

表通りを荷馬車が通り過ぎて行く

僕が少しまどろむと もう君は起きていて
ねえみてごらん雪だわと 君は幸せな人だ

曇りかけたガラスを 君はその手で拭い
まるで子供みたいに 目を輝かせた

またいつもの生活が 始まるだけの朝なのに


3.掌


4.バンコ


5.絵踊り


6.第一印象


7.さよならコンサート


8.僕にまかせてください


9.フレディもしくは三教街-ロシア祖界にて-


10.あこがれ


11.精霊流し

作詞:さだまさし
作曲:さだまさし

去年のあなたの想い出が テープレコーダーから こぼれています
あなたのためにお友達も 集まってくれました
二人でこさえたおそろいの 浴衣も今夜は一人で着ます
線香花火が見えますか 空の上から
約束通りに あなたの愛した レコードも一緒に流しましょう
そしてあなたの 舟のあとを ついてゆきましょう
私の小さな弟が 何も知らずに はしゃぎ回って
精霊流しが華かに 始まるのです

あの頃あなたがつま弾いた ギターを私が奏いてみました
いつの間にかさびついた糸で くすり指を切りました
あなたの愛した母さんの 今夜の着物は浅黄色
わずかの間に年老いて 寂しそうです
約束通りに あなたの嫌いな 涙は見せずに 過ごしましょう
そして黙って 舟のあとを ついてゆきましょう
人ごみの中を縫う様に 静かに時間が通り過ぎます
あなたと私の人生を かばうみたいに